ボーカロイド部屋の、我がサイト独自のうろたんだー設定あらすじの続編などを考えてみた




 まっ、それだけなんすけどね(なんじゃそりゃ)


 テーマとしては、「カイトからの愛を恐れるマスターと、マスターだけを誰よりも愛してあらゆる障害を乗り越えるカイト」…かな。









 えーと、前回宇宙での決戦後、ラスボス化したマスターが生死不明で、戻ってきたカイトは初期化されていたというオチで終わりました。あとメイコが持ってた古い写真に写っているマスターが全く年取ってないということでマスターの謎が残りました。

 最初のを書いたら何か止まらなくなったので続きを書いた、ただそれだけ。
 続きではマスターやカイト達の過去といった謎が明かされて、宇宙から敵が来るというハチャメチャな展開です。

 でも…結局悪いのはマスター…という哀れな敵という設定です。


 前のあらすじの最後で初期化されたカイト。自分の名前以外全部忘れててとても戦える状態じゃないので、もっぱらうろたんだー基地でお留守番。
 ジャスティスとの戦いは相変わらずだけど、カイト抜きでミクが卑怯技を考えて戦うという感じ。でもカイトほどいい案が浮かばないので最後は力押しで勝利する感じ。
 基地ではカイトの記憶を戻すじゃ戻さないじゃで意見が分かれてる(カイトがマスターに思いを寄せていたので、思い出させるのはカイトにとってよくないという意見と、戦いが危ういのでカイトという戦力を取り戻すべきだという意見)。
 カイトは虚ろな目をしてて、何をするにも無気力なので、メイコ達としては複雑。

 だけど結局カイトは記憶を取り戻します。宇宙からの敵の出現で。

 敵は艦隊を率いていきなり来て、切羽詰まった様子で世界中にあるメッセージを送る。

 その内容は…、なんと前の戦いでラスボスになったカイト達のマスターを引き渡せというものだった。

 敵は詳しいことは言わずに一方的にマスターを引き渡さないと地球を破壊すると脅してくる。
 思わぬ敵の出現に、うろたんだーとジャスティスの三つ巴の戦いに発展。すなわちどこかで生きているらしいマスターの争奪戦。
 宇宙からの敵のメッセージ後、何故か記憶を取り戻したカイト(でも全部じゃない)は戦場に復帰して、再びうろたんだーのリーダーとしてジャスティスと宇宙から来た敵を相手取る。
 カイトはただひたすらマスターを守りたいという思いに突き動かされてる感じです。地球の危機を救うために宇宙から来た敵と平和的な取引をしたいジャスティス側。理由は不明だがとにかくマスターを手中にしたがっている宇宙から来た敵側。
 三つ巴のさ中、うろたんだー側がマスターを発見。…というより、自分から出てきた。
 宇宙から来た敵にメッセージを送って、ある場所で待合。
 ジャスティスも来て、宇宙から来た敵が衝撃の事実を語る。

 マスターは実は地球人じゃなくて、遥か宇宙の彼方に位置する別宇宙のとある惑星にいた博士だったらしい。
 しかもその宇宙が滅亡しそうになったときは、宇宙が死なないようにする技術を開発して救った。そのため敵側にとっては恩人…英雄だった。
 だがある日突然、マスターは別宇宙を支えている技術の核を盗んでカイト達(別宇宙にて歌う愛玩機械として開発、販売されていたが、実はここにいるカイト達は別の意図があって作られたオリジナルで、愛玩用に作られたのは見た目だけオリジナルに似せたコピーに過ぎない)と共に逃走したという。
 敵側は存亡に関わる技術の核を取り返すべく、マスターを探していたらしい。
 何故そんなことをしたのか…、その問いに対してマスターは特に理由も言わず、隠し場所について言うよう強要されると、笑って、いきなりカイトの首根っこを掴んで突き出す。
 ……案の定というか、核はカイトの体内に隠されていた。
 驚く周りをよそに、マスターはカイトの体を使って恐ろしいことをやってしまう。
「歌え、カイト…」
 カイトの首に食い込ませた指から何かやって、命令を打ち込まれて体を支配されたカイトは固まって鎮魂歌のような歌を歌いだして発光。

 すなわち、その別宇宙の消滅。そこにあるもの全てをデリートしてしまうんです(別宇宙から離れていても無駄)。

 マスターが考案した技術は仮初の一時しのぎにすぎなかったという事実を突き付けられて、それでいてカイト程度の大きさのシステムでは“消す”だけが精一杯で、もっと大きなシステムであったなら消しても戻せるんだがな…っと絶望を与えられて、消滅していく敵側。
 実はその別宇宙の住人でもなかったマスター。実はとんでもない大昔からいたことが判明。
 メイコ達やジャスティスがカイトを止めようとしても、変なところで止めたら自分達がいる宇宙に危害が及ぶとマスターに脅され手が出せない。カイトはどうすることもできなくて、消えていく敵側と別宇宙の様子を脳裏に過らせられて涙を流す。
 あまりの仕打ちにジャスティスもメイコ達もマスターに対して攻撃を仕掛けるけど、マスターが死ぬことができない体だということが判明して、そうこうするうちにデリート終了。カイトは力なくその場にへたり込む。
「マスター…どうして、どうして…」
「おまえだけは、どうして何度初期化(フォーマット)しても思い出すんだろうな? ……カイト…。」
 ジャスティスの村田とかの刀を体に刺したまま、不安定なマスターが泣いてるカイトにそう言い、かなり昔から何度もカイトが記憶を消されて、その都度記憶を取り戻すことを繰り返していたいことが判明。
 このときにカイトは全部思い出すんですが…。
「だって俺は…!」
「今度こそ忘れてろ」
 腕輪の形した装置で、再びカイトを初期化。その仕打ちに周りが怒る前に、カイトが初期化したてでマスターを呼んで庇ったので(機械声で虚ろな目で)、酷く怯えたマスターはその場から逃げるように去る。
 カイトは初期化後すぐに記憶を戻しちゃう。機械とかそういう域をすでにカイトが超えているのだとマスターの相棒であるAIとかが言う。
 でもってマスターは遠い過去に犯した罪のせいで、死ねなくなり、罪に突き動かされるまま罪を犯していることとが判明。 AIは、彼を封じる柱としてカイトを指名。何となくこのAIがマスターの監視役か何かのような匂いをさせる。
「マスターが罪を犯すのは、心に空いた穴を罪で埋めるためだったんだ」
 全部思い出したカイトと、AIの証言で、本来カイト達は、マスターが永久に動くものを研究している時に生まれたもので、何故か途中で放棄された計画だったが、カイトがほぼ完成形になっていることが分かる。
 その後カイトが勘でマスターの居場所を突き止める。
 大規模なゴミ埋め立て場で、何やら小さいお人形のようなものがフワフワ宙を飛んでいるのを発見。
 するとお人形が輝いて、周囲のゴミを纏って巨大な兵器と化す。ゴミだけじゃなく、カイト達の武器も吸引して、巨大ロボも取り込んでみるみる超巨大化。街にまで迫り大ピンチ。
 けど全てを思い出したカイトは、前のあらすじで戦った自分達のプロトタイプ達の情報を取り込んでいて(実は元々そういうふうに成長するものだった。カイトだけが気合いでリミッターを解除していたため可能になった)、圧倒的な力を発揮して敵の兵器を粉砕。中にいたマスターを抱きかかえて地に降り立つ。
 マスターはまるでカイトからの愛から逃げるように深い眠りにつき、カイトはやっとマスターを追い詰めて捕まえれたことにマスターを抱きしめてうれし涙。
「あなたがどんなに拒んだって、あなたが罪を犯すことで埋めていたあなたの心の穴を、俺が埋めますよ。…もう絶対に逃がさない」
 ……あんまりにも長いこと拒まれてたので、カイト何となくヤンデレ…。

 マスターがカイトからの好意から逃げていたのは、そういう風に自分に思いをよせて一緒にてくれる人にこれまでたくさん出会ってきたけど、結局最後は一人になってしまうという絶望から来ている。
 だから永久に動く物を研究して、放棄してはまた手を付けての繰り返しでついにカイト達を開発して、カイトだけがついに永久にマスターを思い続ける存在になりえたわけです。
 だけどマスターは今までのことで傷つき過ぎてて逃避。
 実は、カイト達を制作した際に「俺がどんなことをしても許し、俺を思い続けられるのなら…、愛してやる」と言っていました。あまりの絶望から愛することが怖いマスターの逃げの言葉です。
 結局長い年月の間にマスターの惨い仕打ちに耐えて、記憶を消されても思い出すというのを繰り返せたのはカイトだけで、メイコ達は残念がら脱落。その時点で成長が止まり、永久機関の完成形にはなれなかった。
 カイトは生まれた時に言われた言葉通り、酷い目にあわされてもどこまでも思い続けて、ついに追い詰めて自分の手の中に閉じ込める。ダークネスですいません…。

 記憶とともに本来の力も取り戻したカイトははっきり言ってとてつもない強さを誇ります。マスターという脅威とすげ変わっただけじゃねーのかってほど。マスターが持つ技術も知っているのでマスターに次ぐ恐るべき脅威だったりする。
 その気になればジャスティスとかもあっさり滅ぼせるんですが、あえてやらない。
「マスターに話す話のネタがなくなるじゃないか?」
 眠り続ける(本当は眠れなくもなっているので、目をつむっているだけで聞こえてる)マスターの枕元で話したり歌ったりするネタのために戦うという本質が真っ黒い兄さん…。
 平和とかもどうでもいいし、永遠の存在だからマスター以外のことはもうどうでもいい。逆らったら平気で消すぐらい。
 そのことを本人は口にしませんが、直感でみんなそれに気づいて指摘されても。
「それがどうかした?」
 笑顔のその一言で終わるだけ。


 ……ダークネスな、一応危機は去ったけど根本的な問題が解決してないという終わり方です。
 ちなみにミク達は、永久機関の完成形まで成長できなかったので、いずれ動かなくなります。



 …ここまで見てくださった奇特な方、ありがとうございました。気分次第で修正するでしょうけど。












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