『ロックマンX』オリキャラ中心のオリキャラを交えたパラレル設定 その3








 またやっちゃいました。
 今度は、ゼロシリーズに続いて、DASHとEXE(漫画と攻略本参照)も交えたカオスにしています。

 奇特な方だけ、どうぞお読みください!!






☆登場用語

【ロック・ヴォルナット】
 大昔に打ち捨てられた廃都市や、施設などから貴重なエネルギー資源のディフレクターや、使えそうなものを発掘する若きディグアウター。
 赤ん坊の時にデータと共にバレルに拾われて育ったが、その出生は不明。
 実は、ロックマン・トリッガーと呼ばれる、エデンのシステムの一部で、イレギュラーを排除する兵器だったが、計画の考案者の意志に沿って計画を破綻させるも、その際に瀕死の状態に。その後生みの親であるマスターの遺伝子コードを組み込まれて一旦赤ん坊の状態になり、バレルに発見されて現在に至る。
 一緒に育ったバレルの孫のロールとは、お互いに好意を持っているが家族としての意識が強くまだ切り出せていない状態。
 本人に自覚はないが、女の子にかなりモテる。
 ディグアウトしない時は、メカの整備などで忙しいロールに代わり全ての家事をこなしている。
 人間であるマスターの遺伝子コードを組み込まれたことで、実質人間に生まれ変わっており、現在のロックの姿は、ロックマン・トリッガーだった時の姿とは全く違う物になっている。

【ロール・キャスケット】
 バレルの孫で、ロックと一緒に育った。
 優秀なディグアウターだった両親の素質を受け継ぎ、ディグアウトの際は、オペレーターとしてロックのサポートをし、またメカニックの天才で、更に車から飛行機関の操縦まで何でも楽々こなす。ただし料理の方はアンズのパイ以外は得意ではないらしい。(アンズのパイが作れるようになったのも、ロックの好物だからという理由だったりする)
 ロックとはお互いに好意を持っているが、家族としての意識が強く、お互いの気持ちは分かっていても告白はしていない。
 たまにロックから送られるプレゼントを受け取るたびに、ロックへの好意を再確認している。

【データ】
 赤ん坊だったロックの傍にいた謎のサル。ウキィとしか言わないが、何故かロックとだけは言葉が通じる。
 その正体は、ロックマン・トリッガーの外部記憶装置。ロックマン・トリッガーが瀕死の重傷を負った際に、メモリーを残すために作り、プロテクトをかけたもの。
 神出鬼没で、ロックに助言をしたり、情報を記録する。
 ロックが失ったロックマン・トリッガーとしてのシステムをそのまま持っており、エデンにアクセスできる。

【ディグアウター】
 廃都市や見捨てられた施設などからディフレクターなどの資源や、使える機材を発掘する職業。
 非常に危険で、命を落とす者が後を絶たないが、一獲千金のチャンスを掴むことができるため志願する者も後を絶たない。
 採掘者というより、冒険者として生業にしている者も多い。

【ディフレクター】
 様々な色を持つ水晶のようなエネルギー資源。
 大きさによって価値が変わる。
 一部の国では、その欠片が通貨の代わりとして用いられている。
 その昔、いくらでもこれを作り出せる技術があったが、現在は地球環境の激変によって文明も衰退し、失われてしまっている。

【ボーン一家】
 長男ティーゼル、長女トロン、次男ボンの三人を中心に、多数のコブン達で結成された空族。
 ロック達とはライバル関係にあるが、ロックに勝てた試しがない。
 トロンは密かにロックに恋をしているが、初恋であることとツンデレな性格が災いして本人はそのことに気づいていない。

【エデン】
 地球環境の激変に伴い、当時の科学者達が打ち出した計画のシステム全体の名前。
 当時の状況が人類にとって絶望的な状態だったため、人間の遺伝子コードを保存し、環境を再生されてから人類を再生させるというものだったが、ロックマン・トリッガーに計画を破綻させるよう願った計画の中心人物だった科学者(マスター)によって失敗に終わる。
 ロックマン・トリッガーの他に、計画のシステムの管理者(マザー)であるセラ、管理用のシステムであるユーナ、その他ロックマン・ジュノなどの一部の土地の管理者が生み出された。
 セラは、ロックマン・トリッガーと死闘を繰り広げて瀕死になったところを、ロックマン・トリッガーに共感したユーナに封印されて、ユーナが封印を監視している。
 なぜその科学者(マスター)が計画を破綻させたかについては、シティ・ヴァルハラのミールが関わっているらしい。
 エデンの本体は、宇宙の地球衛星軌道上にあり、汚染された大地を一度全て焼き払い“消毒”する、“裁きの光”という超兵器がある。

【ドクター・バイル】
 その昔、数多くの罪により半分レプリロイドの体にされて地球圏外に追放された科学者。
 死ぬことができない苦しみから、全てを恨み、全てのものに苦しみを味あわせるだめだけに地上に戻った。
 ネオアルカディアの支配権を奪い、オメガなどの強力なレプリロイドを率い、地上破壊兵器ラグナロクを開発、更にドクター・リーガルと手を組んでネットワーク世界の支配に協力して利用、更には封印されていたセラを復活させて利用し、世界を破滅させようとする。
 特に、楽園と称される美しさと豊かさを持つ、シティ・ヴァルハラを目の敵にし破壊しようとあらゆる手を尽くす。

【オメガ】
 ドクター・バイルに従う大型のレプリロイド。
 しかしその姿は、本体のパワーを抑える為のもので、それが示すとおり凄まじい力を秘めている。
 その正体は、実はFIRSTmissionの際に不測の事態を想定して制作されていた新しいゼロのボディの試作型で、出力が強すぎて体がもたない為使用されることはなかったが、マキが何かに使えるかと思い出力を抑える分厚い外身をつけたうえで保管していたものをバイルが発掘して改造したもの。
 けれどバイルが実際に手を加えたのは、電子頭脳と外装のデザインぐらいで、ほとんどがマキの手で完成されていたらしいのだが、バイルは己のプライドかそのことを口にしない(どうやら手を加えたくても今の自分の技術力では、手が出せないほどの代物だったらしい)。
 当然だが、本体の形はゼロとそっくりであるが、中身の違いか目の色は赤い。
 無感情で、バイルの命令に従い敵を破壊するだけだったが、今回の戦いの後に、マキに拾い上げられて改良を受け、出力の問題を解決されたうえで、本体を覆っていた外装の姿にして、通常レプリサイズされ、性格面もドジなギャグキャラに一新されることになる。

【デンサンシティ】
 ネットワーク技術が最も発達した国の都市。
 秋原町、官庁町、コトブキ町、デンサンタウンで構成されている。その他の知名に、アメロッパ、シャーロなどがあり、多くの人種と文化が花開いている。
 国全体が、偽装鏡面ドームで覆われているため、内部から見た様子は、シティ・ヴァルハラに並ぶ穏やかで美しい空間となっている。
 そのためこの国の子供は、外部の状況を知らずに育っていることが多い。
 また国全体を見てもロボット技術が着目されておらず、メカニロイドはともかくレプリロイドがほとんどいないため、人間中心の世界になってしまっている。
 これは数十年前の財政危機の際に、ロボット技術よりもネットワーク技術の開発を政府が優先したためである。
 ネットワーク技術の発達による情報操作もあって、一般人はあまり知らないが、国全体が事実上の鎖国状態にあり、外部から来た人間だけじゃなく、レプリロイドが出歩くことができない規定さえある。
 この国がネットワークや、プログラミングの技術に優れたのにはある秘密がある。あとシティ・ヴァルハラに並んでエネルギー供給量が一定に保たれている理由も同じであるらしい。

【ネットナビ】
 デンサンシティのある国で広く普及している、PETにインストールされている疑似人格プログラム。ネットナビとは、「ネットワークナビゲーションプログラム」の略。更に略してナビととも呼ばれる。
 会話でのコミュニケーションが可能で、持主の好みで姿形、性格にカスタマイズして友達のように接する人が非常に多い。カスタマイズできるナビを、一般的にカスタムナビという。ちなみに初めからPETにインストールされていたロックマンはこれに該当しない。
 主にスケジュールやメールといったパソコンなどのシステム管理、ネットワーク上でのサポート、ウィルスなどの駆除を行える戦闘能力を持っている。
 中には、人間のDNAを組み込んだナビや、完全自律性のナビなど、一部特殊なナビが存在する。
 デリートされても、バックアップから復活させることができるが、厳密にはデリートされる前のナビとは違う新たなもう一人のナビと言える。
 ネットワーク犯罪に利用されたり、技術の向上で実体をもって現実世界に出現できたりと、便利さとともに多くの問題を生み出している

【光熱斗】
 デンサンシティ、秋原町で生まれ育った人間の少年。
 ロックマン・エグゼのオペレーター。
 ネットバトルが好きな明るく前向きな性格。少々勉強を苦手としているが、ウィルスバスティングなど、ネットワーク技術に関する面での知識と腕前からしてもそうだが、実はかなり頭がいい。また幼いながら運動神経も優れている。
 それというのも、ネットワーク技術の礎を築いた光正を祖父とし、その息子光祐一郎を親に持つまさにエリートのサラブレッドだからというのもあり、その血はしっかり流れているらしい。
 国の外のことを知らず、ロック・ヴォルナットと接触したことをきっかけに外の世界へ出ようとするが…。
 少々ツンデレなところがあり、幼馴染のメイルのことは、寝言で名前を呼んでしまうぐらい大きな存在だが、その気持ちを認めきれていないようである。

【ロックマン・エグゼ】
 熱斗のネットナビ。外見は、熱斗と同じ年ぐらいの少年の姿をしている。あと顔立ちが瓜二つ。
 熱斗とは正反対な印象を与える気まじめで、説教癖のある性格。
 実は、幼くして亡くなった熱斗の一卵性の双子の兄彩斗のDNAを組み込まれて生み出された世界初の心を持つナビ。
 更に究極プログラムを持ち、そのせいかソウルユニゾンなどの他のナビにはない特殊能力に目覚め、今だ潜在能力は未知数という事実上の最強のナビ。
 究極プログラムに隠された秘密のため、地球の命運をかけた戦いにおいて最重要の立場になる。
 実は、熱斗に対して口にできない感情を抱いている。

【桜井メイル】
 熱斗の幼馴染の少女。両親はアメロッパで仕事をしている。ネットナビ、ロールのオペレーター。
 少々ツンデレな性格のため、似たような性格の熱斗とはよく喧嘩に発展しやすいが、いつも熱斗のことを心配し、影ながら応援している。
 今回の事件の終盤、熱斗とロックマンが決戦に赴く前日に、熱斗と会話したところどうやら両想いであったことが分かり、戦いが終わった後、正式にカップルになる。

【伊集院炎山】
 熱斗と同年代のオフィシャルネットバトラー。父親の会社の副社長でもある。
 ブルースのオペレーターで、最初はナビのことを道具としか思っていなかったが、熱斗との関わりを通じて徐々に見方を変えていった。
 仕事の都合で国の外を知り、それもあってか酷く大人びており、クールな性格をしている。ちなみに実際外に出たことがあるのではなく、外と中を隔てるゲートの内部に入る機会があった時に知った。

【ブルース】
 炎山のネットナビ。ヘルメットで顔の半分を隠した赤を基調としたデザインで、灰色の長い髪を持つ男の姿をしている。
 性格は、炎山に似てクール。思いやりといったプログラムは組み込まれていない。
 剣を主力武器としたスピードを生かした攻撃を得意とし、炎山に執事のように従う。

【フォルテ】
 力を求め、インターネット世界を彷徨う完全自律性ナビ。
 人間に対して深い恨みを持ち、その理由は過去未完成のネットワークで乱暴ながらシステムの不備を証明していたのが災いし、濡れ衣を着せられてデリートされそうになった際に生みの親であるコサック博士に裏切られたと思ったことが原因。
 ロックマンとの戦いで一度はデリートされたが復活。しかし記憶を失う。
 彼の生みの親であるコサック博士の行方はいまだ分かっていない。またフォルテの前から姿を消した理由も不明である。

【ドクター・リーガル】
 ネット犯罪組織“ネビュラ”の指導者で、闇の力を利用してネットワーク社会を支配しようと企む科学者。
 ネビュラグレイを生み出し、数多くのダークロイドや、ダークチップをナビに植え付けるなどをして戦力を増強する。
 バイルと協力し、ネットワーク世界及び、世界を支配しようと画策していたが…。

【ヴァル】
 シティ・ヴァルハラのコアシステムのコアだが、シティ以外の場所…ついにはネット世界にまで訪れて何かやらかしている。
 やはり神出鬼没で、自分の意志なのか、それともミールの意志でなのかは不明だが活動範囲を広げまくっている。
 今回は、現在の地球に大きな転機をもたらす情報を伝える為に行動しているらしい。
 その一環として、ロック・ヴォルナットをデンサンシティに誘導し、熱斗達に接触させた。
 物語が終盤に迫るごとに、コアシステムからあまり離れなくなり、最後に…?

【ミール】
 シティ・ヴァルハラに眠る、フェストゥムの中核。
 相変わらずだが、今回何やら不穏な空気をシティ全体に漂わせているが…?
 彼女(?)の影響で保たれていた緑豊かな土地の存在が、エデンの創始者だったマスターに希望を持たせ、計画を取りやめさせる原因となった。

【究極プログラム】
 デンサンシティのある国で、ネットワーク技術者達の間で伝説とされているプログラム。
 光一族が代々守ってきたものだが、その正体は実はエデンのマザーであるセラ…すなわちエデン全てのシステムのバックアップデータ。
 デンサンシティが作られた土地の地下に隠されていたのを当時の科学者達が発掘し、究極プログラムと名付けられ、その後光祐一郎の手で、彩斗のDNAを組み込まれたことで実質セラのエデンを動かす力を残しながら人格面は完全に彩斗=ロックマン・エグゼに上書きされたものになっている。
 そのため、セラをデリートしたあとロックマン・エグゼをバックアップとしてエデンを再起動すると、エデンのシステムを全てロックマン・エグゼのものにすることが可能になった。
 ただし、PETにインストールされたナビになっているロックマン・エグゼがエデンを再起動させるには容量が足りないため、目安としてはデンサンシティ規模ほどのネットワークデータと、それだけのデータ量を処理できる大容量のメモリ、あと膨大な再起動エネルギーが必要になる。
 熱斗達の生まれた国のエネルギー供給も、実は、セラ(エデン)のバックアップデータを保存していたシステム(エデンの復旧用のシステム)から得ていた。








⇒ネタばれ反転
 ミールとヴァルが示した地球再生の方法を取り行うために、エデンを極力無傷で奪取することと、“裁きの光”による地球の消毒を防ぐ作戦が決行され、ロックがセラを倒し、熱斗達がネヴュラグレイを倒してココロ・サーバーを奪還して奪われていたデンサンシティのシステムを取り返しロックマン・エグゼの不足データを補いつつエデンのシステムとコアシステムを繋ぐ回線を作り、エックス達が衛星軌道上に位置するラグナロクにてバイルを叩くが…。
 倒したかに思われたバイルは、その憎しみと執念でラグナロクと融合し、セラからエデンのシステムを奪って“裁きの光”発動を続行。エデンのシステムへのネットワークエリアをバイルの意志が占領したためロックマン・エグゼ側が干渉を行うことができず、更にラグナロクがシティ・ヴァルハラめがけて大気圏突入を始める。一方で、シティ・ヴァルハラ側もオメガが今回の作戦の要であるコアシステムを狙って行動を再開したため、エックス達によって無理やり地上に戻されたアクセル達がコアシステムを守るために戦うことに。
 ゼロとエックスは、他のメンバーに後のことを託して無理やり地上に送った後、大気圏突入するラグナロクで、自分達が犠牲になってでも元凶であるバイルを倒し、“裁きの光”を止めようとするが…、タイムリミットが…。
 しかしそこで奇妙な力によって、まるで時が止まったようになり、エックスとゼロ、ロックマン・エグゼ、ロック・ヴォルナットのもとに同時にヴァルが現れて、彼らの武器に自身の組織である水晶を同化させて力を与えて消える。ヴァルから与えらえられた力でパワーを数百倍に引き上げられた武器で、彼らはそれぞれの場所出現したバイルを葬り去り、残り1秒を切っていた超兵器発射を阻止する。時が止まった瞬間の時、確かにタイムリミットを過ぎてしまったはずだったが、まるで時が巻き戻されたかのような余韻を全員が感じる。エックスとゼロは、崩壊するラグナロクから、一瞬目覚めたミールの力で地上に転送されていて、シティ・ヴァルハラの周辺の森の中で目覚める。
 エデンは、バイルの意識に無理やり乗っ取られた負荷で全システムがダウンし、再起動を求めるアナウンスを流して沈黙。環境再生計画を引き続き行うため、エデンの再起動を行うことになるが、その傍らで勝利の決定打になったヴァルが、ミールと同化をして消滅してしまったということと、絶体絶命の危機を防いだのが、ヴァルがミールからもらったという新たな力“ドリーム・タイム”のおかげだったということが、最後に彼を看取ったマキの口から知らされる。“ドリーム・タイム”によってタイムリミットが来てしまったということをなかったことにしたのだ。
 消滅することを承知の上で力を使ったヴァルに、皆が暗くなり、特にマキが涙を流していたところに、いきなり半端に再生したヴァルが慌てて戻ってきたので、同化=死ではないことが分かり、色々ズコーな展開でせっかくの涙も枯れる始末…。
 ヴァルは、同化して体を失っているのと、これまでの経験を、そして世界に生きる者達のことを、今だ深い眠りについているミールに伝える為にしばらくの間フェストゥム側にいく。いつ戻ってこれるか分からないが、死んでいるわけじゃないのでそのうち戻ってくることを伝えて今度こそ姿を消す。
 ヴァルとミールが伝えた地球再生の図式のおかげで、時間はかかるが、だがしかし着実に再生していく地球環境。戦いを共にした者達は、それぞれの未来に向けて今日を生きていく…。








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