60000ヒット記念企画で、拍手からきたリクエスト『TOA+BASARA2ネタで、ルークと織田軍の日常』
※信長がちょっと色んな意味でやばいものを目指しました。ギャグです。
※織田軍所属の名もなき一家臣視点です。
※時間軸としては、まだルークがBASARA界にいる頃。
※すごく短い。
『憂鬱は海に返して只眠ろう』(お題提供:DEVIOUSDDDS!)
突然ですが、私はかの織田信長に仕える名もなき一家臣(仮)であります。
今宵私が語るのは、嘘のような、そう限りなく嘘のような、
いや、嘘だと言ってくれ!!!!!!
っと…、思わず血の涙を流して否定したくなるような、事実であります。
そう、あれは、次の戦までの間の出来事でありました。
その日、我ら織田のもとに、我々がいる世を守る守護神ルーク殿が参られたのです。
最後にあの御姿を目にしたのはいつだったか…、ともかくその神々しいまでのあの金色を纏った朱い髪も、宝玉のごとき翡翠の眼も、織田だけではなく全ての者に厳しくも優しい言葉を投げかける声も、全てから目が離せなかった。
しかし残念ながらルーク殿のお姿を拝むのはそう長くはありませんでした。ルーク殿は、私が仕える織田信長様に用があったのです。
一室にて、信長様、そして信長様の正室濃姫様、蘭丸殿とともに何を語っておられるのか…。
しかし、まことに人間の好奇心とは恐ろしいものだと思います。
なぜ自分は、そんな愚行に走ったのか、過去に戻ってあの時の自分に問いただしたいほどに
…話を戻しますと、あれは私が好奇心に負けて、こっそり四人がいる部屋を覗いたのです。
襖の隙間から見えたその光景とはなんと…!!!!
……。
…………。
それはそれは、楽しそうに、ルーク殿と『おもわりさん』をしている、あの信長様でした(たぶん本人は非常に楽しいのだろうが、笑顔が凶悪すぎる)
ちなみに…、『おまわりさん』とは、 じゃんけんをして勝った方は太鼓をたたき、負けた方はぐるっと回る(回ることがおまわりさん)遊び。芸者との座敷遊びのひとつ。
あの魔王と恐れ称えられる、信長様が
ドス黒い雰囲気そのまま
顔ももちろん(たぶんとても楽しいのだろうが、どう見ても凶悪な笑顔の)魔王面で
対戦相手のルーク殿に負けるたびに、濃姫様と蘭丸殿の手拍子と歓声の中、雰囲気とは裏腹に 独特の野太い声で『あっ、おっまわりさん♪』と、無駄に軽快な足取りで畳の上をマヌケに回る姿は
恐怖以外の何物でもありませんでした
それを見た私がどうしたかって?
それはもちろん…、逃げましたよ。
ええ、一目散に。
しかし、途中で私は誰かに思いっきりこのことを喋りたくもなりました。
そこにどこからともなくルーク殿がやってきて、私は…。
おや? 私はその時…。
「チッ。弱すぎたか」
バチィ!
ウグっ!? (バタッ)
「『おまわりさん』をやってみたかったっていう信長に付き合って、やってたところを目撃されちゃ、魔王の威厳も、こいつの将来にもよくねぇからな。頑丈なのは喜ばしいがもうちょっと強めに暗示かけて忘れさせないと…。…あ? おい、そこで聞いてるおまえ(この文章を読んでるあなたを指して)。このことを事実として受け入れるも、受け入れないも自由だが…、できれば忘れろ。いいな?」
…真実は、神のみぞ知る。
あとがき
リクエストの内容を見た瞬間。
アホな信長の姿が思い浮かんだので、こうなりました。
信長のあの絵面で、「あっ、おっまわりさん♪」ってやってたら、怖いよな…。
信長は普段はああだけど、たまには思いっきりはっちゃけたいっと思っているというイメージが、管理人にはあるので妄想したとき非常に、楽しかったです。
でもこれ、激しくリクから離れている気がしてならない…。
日常…? 私的には知られざる日常というイメージで書いたのですが…。
TOA+BASARA2ネタの守護神ルークは、黒くて鬼畜、でもそれは我が子(自分が守護する世界の住人達)への愛情ゆえのってことで(バサラ住人達に逆境をもたらして強くさせる等)。
この話のように、普段やれないことに付き合ってやらしてやったり、それで出る問題も片付けたりもする。
名もなき家臣(仮)の記憶をいじったのも、その家臣のためを思ってやったことです。
拍手からリクエストをしてくださった方、このようなものが出来上がりましたがいかがだったでしょうか?
リクエストを下さった方のみ、お持ち帰りください。
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